J1初年度で感じたサガン鳥栖の継続性

サガン鳥栖にとって今年はようやく待ちに待ったJ1初参戦の年。

J1開幕前は誰からも降格候補筆頭とみられながらも、毎試合限界を超えた試合を展開し、終わってみればJ1で5位という予想だにしなかった好成績で終えました。

開幕からケガ人も多くどうなる事かと思いましたが、ケガで長期離脱した木谷の穴はキム・クナンが埋め、早坂の穴は水沼が埋め、岡本の穴を高橋が埋め…
磯崎が出れなくなっても金民友が一列さがってカヴァーする。GK赤星が離脱した時は、室もリハビリ中だったためかなりの緊急事態でしたが、奥田が見事にその穴を埋めてくれました。
キム・クナンが契約上出れなかった最終節もケガから復活した木谷がその穴を埋めてくれました。
藤田は攻守に渡って大活躍でしたし、豊田は19得点をあげ得点王争い2位、そしてベストイレブンに選ばれました。
昨年に引き続き最高の年だったと思います。

サガン鳥栖は松本監督、岸野監督、ユン監督と、監督は変わっていっても基本的に戦術は変わっていません。
みんなで走りまくってボールを奪い、前線の強力なFWに向かってボールを放り込む、そしてセカンドボールも拾って攻める。
松本監督時代から徹底してきた戦術だったからこそ、この数年の間に選手が変わっていっても、今期のJ1でも通用したのではないでしょうか。

現段階の契約更新状況や、移籍の噂を見る限り、来年も同じ戦術で臨むのだと思います。
もちろん来期は他チームにとっては、昨年5位のチーム相手になるのですから、徹底的に研究されマークされる事になるでしょう。
それでも今の戦術をさらにブラッシュアップしながら、選手自身もスキルアップする事で、さらなる成績を残せる事だと信じています。
(今年が良すぎたという所もあるので、これ以上期待するのは酷な気もしますが、期待を込めて)

ひとつの事を継続していく事が大切という事を、今期のサガン鳥栖を通じて実感しました。

さて、自分も今年はひさしぶりに鳥栖に開幕戦をはじめ、昨年に引き続き関東アウェイに足を運ばせていただいたのですが…

サガン鳥栖vsセレッソ大阪(引き分け)
柏レイソルvsサガン鳥栖(引き分け)
FC東京vsサガン鳥栖(敗戦)
浦和レッズvsサガン鳥栖(敗戦)
横浜Fマリノスvsサガン鳥栖(敗戦)

今年は目の前で勝利を観れなかったのが心残りだったものの、魂のこもった初のJ1のシーズンを楽しめたと思います。
おつかれさまでした。そしてありがとうございました。

ホーム最終戦!!J1第33節サガン鳥栖vs浦和レッズ戦より引用

ホーム最終戦!!J1第33節サガン鳥栖vs浦和レッズ戦より引用


第61回全日本大学サッカー準決勝 九州勢2チームの命運は…

本日は味の素フィールド西が丘にて、全日本大学サッカー準決勝の2試合が行われました。

第1試合は今夏の全日本大学トーナメント覇者・阪南大学(関西地区第1代表)と福岡大学(九州地区第1代表)の激突。

福岡大学には来年よりサガン鳥栖に加入する岸田(翔)と清武が所属しています。
準々決勝に引き続き、まだケガの影響があるのか清武はベンチスタート。

前半は阪南大に先制され、阪南大学1-0福岡大学。流れも阪南大という内容でした。

そんな中、後半途中に福大は清武を投入。
清武のロングスローからPKを誘発して岸田(和)が決めて同点。
清武のドリブルから相手を翻弄し、岸田(和)への決定的なスルーパス等…
流れは完全に福大に傾き、岸田(和)と田中のゴールでさらに阪南大を突き放しました。

守ってもDF牟田やGK藤嶋を中心に後半は無失点。
終わってみれば阪南大学1-3福岡大学。福大が決勝への切符を手にしました。
サガン鳥栖のJ1特別指定で出場したJリーグの試合を映像では観てはいましたが、実際に生で観てみて、清武の凄さが際立った内容だったと思います。

第61回全日本大学サッカー準決勝 阪南大学vs福岡大学

準決勝第2試合は関東地区第1代表の専修大学を破って勝ち上がってきた鹿屋体育大学(九州地区第2代表)vs早稲田大学(関東地区第3代表)。

鹿屋にも来年サガン鳥栖に加入するDF坂井が所属しています。
前半早々鹿屋が先制点のチャンスを向かえるものの得点ならず、その後も前半はどちらも攻め手に欠く展開でしたが、早稲田が均衡を破ります。
それがきっかけとなったのか、後半は早稲田のワンサイドゲームとなり鹿屋体育大学0-5早稲田大学の大差で敗戦…
早稲田が良かったというのもありますが、後半は本当に鹿屋の良い所が無かった内容で残念でした。

これで決勝戦のカードは早稲田大学vs福岡大学となりました。
残念ながら九州ダービーとはならなかったものの、本日あまりにもやりたい放題だった早稲田に対して福大が敵をとる事を願っています。

【決勝】※「第21回全日本大学女子サッカー選手権大会」決勝と同日開催
日 程:平成25年1月6日(日)
時 間:(女子)11:30 Kick off (男子)14:00 Kick off
会 場:国立競技場

第61回全日本大学サッカー準決勝 鹿屋体育大学vs早稲田大学


豊田陽平 2013年シーズンもサガン鳥栖でプレー決定!

サガン鳥栖サポーターに一足早いクリスマスプレゼントがやってきました。

清水エスパルスや中国の上海申花からオファーを受けていて去就が注目されていたサガン鳥栖FW豊田陽平。

本日、契約更新のニュースが届けられ、2013年シーズンもサガン鳥栖で戦う事となりました。

【12/12/23】2013年度 契約更新選手のお知らせ

ニュースでちらほらと目にする限りでは、鳥栖としては破格の条件で残ってもらったようですね。
ただ今回の件で、今後の課題としては豊田にだけ頼らないようなチーム作りが必要だと感じました。
そして豊田には、後に続くようなFWが出現するように、その前線からの後ろ姿で鳥栖を引っ張って行っていただきたいですね。
後に続くのは野田なのか池田圭なのか、それともまだまだ未知数の高卒ルーキー平秀斗なのか。はたまた清武…金民友、もしくはまだ見ぬストライカーなのか。

まだまだ主力の大半は、契約もしくはレンタル移籍からどうなるのか等、不確定要素は多いです。
とりあえず豊田は鳥栖に残りました、主力組では岡本は広島復帰が濃厚らしいですが、主力の残留に期待しておきましょう。

この後はやべっちFC年末スペシャル!