サガン鳥栖FW豊田陽平「サッカー人生は我慢」

5月12日、ザッケローニ監督の口から日本代表ブラジルW杯メンバーが発表されました。

サガン鳥栖のFW豊田陽平は残念ながら代表入りならず。

この当日にアップされた動画に続き、先日の「すぽると」のインタビューも観ました。
「サッカー人生は我慢」だと仰っていました。

今の代表でも、前回サポートメンバーに終わった香川も、谷間どころか谷底の世代とまで言われた豊田と同じ本田・長友・岡崎ら北京世代。
最後の黄金世代遠藤だって、所属クラブの消滅やJ2降格も経験したり、シドニーでは予備登録だったしドイツではメンバー入りするもピッチには立てなかったし。

特に豊田に取って壁の多い人生というのは、移籍の繰り返しだったり今回の落選もあるし、練習中の大怪我で選手生命どころか死にかけた事もありましたし。
サッカー選手に限らず普通の誰にでも立ちはだかる壁はあるものだけれど、これまでの大変な経験をしてきた豊田だったからこそ「我慢」という言葉に説得力がありました。

これから先の喜びのために、我慢をする。
という豊田の言葉。本当に喜びを得たいのなら地道に我慢して努力していくという姿に共感しました。

五輪代表選手がサガン鳥栖に来たという事も、周りから見たら挫折と見られるかもしれません。もちろん鳥栖としては素質を持った選手を再び育てるというスタンスではあるだろうけど。
それでも、当時いつJ1に昇格するかも分からない万年J2だった鳥栖に来てくれてありがとうございます。

サガン鳥栖というクラブからW杯メンバー入りの夢を見させていただいた事は今まで考えられなかった事です。
そして豊田自身もすぽると内で「期待させてしまったのでその分恩返ししていく」と。
サガン鳥栖は現在J1首位。この悔しさを胸にタイトルへ向けて邁進していく姿を期待しています。

鳥栖からはW杯メンバー入りした選手は居なかったものの、キム・ミヌは韓国代表の予備登録メンバーに、そして豊田も日本代表の予備登録メンバーに入りました。

本戦メンバーに何もない事が一番ですが、ドイツの時に緊急招集された茂庭さんのように、不測の事態に備えておく事は充分必要。
このメンバー、そして日本全体で戦っていくという事です。

ブラジルW杯楽しみにしています。

【日本代表】
■GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
西川周作(浦和レッズ)
権田修一(FC東京)

■DF
今野泰幸(ガンバ大阪)
伊野波雅彦(ジュビロ磐田)
長友佑都(インテル・ミラノ/イタリア)
森重真人(FC東京)
内田篤人(FCシャルケ04/ドイツ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ)
酒井高徳(VfBシュツットガルト/ドイツ)

■MF
遠藤保仁(ガンバ大阪)
長谷部誠(1.FCニュルンベルク/ドイツ)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
山口蛍(セレッソ大阪)

■FW
大久保嘉人(川崎フロンターレ)
岡崎慎司(1.FSVマインツ05/ドイツ)
本田圭佑(ACミラン/イタリア)
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
清武弘嗣(1.FCニュルンベルク/ドイツ)
柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
齋藤学(横浜F・マリノス)
大迫勇也(TSV1860ミュンヘン/ドイツ)

【予備登録】
■GK
林卓人(サンフレッチェ広島)

■DF
駒野友一(ジュビロ磐田)
水本裕貴(サンフレッチェ広島)

■MF
中村憲剛(川崎フロンターレ)
細貝萌(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)

■FW
豊田陽平(サガン鳥栖)
南野拓実(セレッソ大阪)

【トレーニングパートナー】
坂井大将(大分トリニータU-18)
杉森考起(名古屋グランパスU18)

詳細は 日本代表 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会


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