白波多カミン「くだもの」レコ発プレイベント!渋谷アップリンク「よかんのじかん」

4月23日(水)渋谷アップリンクへ。

先日16日にニューアルバム「くだもの」をリリースしたばかりの京都出身のシンガーソングライター白波多カミンさん。
5月1日にレコ発ライブが行われるのですが、この日はCDリリース後の初ライブという事で、レコ発プレイベントとなりました。

白波多カミン「くだもの」レコ発プレイベント!渋谷アップリンク「よかんのじかん」

カミンさんは誰かしらと対バンで毎月アップリンクでライブを行っているものの、自分自身はようやく初めてアップリンクに足を運ばせていただきました。
中に入ってみると30人ほど位でしょうか、小さいスペースながら客席が後ろにいくにつれて段が上がって行き、非常にライブを観やすい箱。普段は映画館としても使われているそうです。

この日最初にライブを行ったのは「くだもの」のプロデューサーであるJOJO広重さん(from非常階段)と、レコーディングに参加したピアノのハジメタルさん(ex.ミドリ)、エレキギターの關口博史さん(from奇形児)の御三方。
三人がそれぞれセレクトした3曲が披露されました。ノイズミュージックというものも取り入れたライブは初めて観たので異様な空間でもありましたが、いろいろな音が入り混じったようなノイズの迫力がすごかったです。

続いて白波多カミンさん。
ピアノ弾き語りでの「Tel.」からスタート。

序盤はひとりでギター弾き語り、途中からはレコーディングメンバーのハジメタルさんと關口博史さんも加えて、1stアルバム「ランドセルカバーのゆくえ」と2ndアルバム「くだもの」を中心に約1時間程のボリュームのステージ。
1曲だけアコギを置いて、「自分の曲で一度だけギターを弾かずに歌ってみたかった」と、ハジメタルさんのピアノをバックに「本当の温度」を披露される姿も新鮮でした。

終盤に「予感」そしてラストにリードトラックの「くだもの」、アンコールではひとりギター弾き語りで高松洋子さんのカヴァー「あめ玉」、そしてピアノ弾き語り「終わりの歌」で、レコ発プレイベントは幕を下ろしました。

カミンさん自身は京都弁で物腰やわらかい雰囲気なだけに、それに油断しているとその隙をつかれて言葉が突き刺さってくる感覚。
夜行バスでの上京を歌った「わたしの東京」を聴いていると、静かな中に凛とした意思を感じます。自分も上京を経験しているので、共感する所が多かったです。
きっとこれからますますカミンさんの楽曲が広まっていく、そんな予感がしたレコ発プレイベントでした。

5月1日には秋葉原・クラブグッドマンにて「白波多カミン・柴田聡子2マン~白波多カミン2ndCD「くだもの」発売記念ライブ」が行われます。
本日のハジメタルさんと關口博史さんに加えて、レコーディングに参加したベースFUJIWARAさん(ex.サバート・ブレイズ)、ドラム岡野太さん(from非常階段)、ゲストにサックスプレイヤー坂田明さんも迎え、アウトレイジのようなメンバーでの貴重なライブになるとの事。
ライブ情報等詳細は、先日リニューアルされた 白波多カミンのウェブサイト にて。

白波多カミン「くだもの」

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