「よかんのじかん―白波多カミンのComing O’clock」最終回@渋谷アップリンク

渋谷アップリンクはカフェとバーが併設された小規模な映画館。

「よかんのじかん―白波多カミンのComing O'clock」最終回@渋谷アップリンク

バーでドリンクを注文して中へ。カフェの方も素敵な雰囲気なので時間有れば行ってみたいなと思いつつ映画のスクリーンのあるスペースへ。
前方はすでに席が埋まっていたので、後ろ目の壁際の方に座る。後ろに行くにつれて席が上にあがっていくので、ここからだと客席も含めて全体がよく見えて、周りを見渡すとキャパはだいたい50席位。

6月30日(月)
「よかんのじかん―白波多カミンのComing O’clock」最終回。

渋谷アップリンクにてマンスリーで様々な方々とライブを行っている京都出身のシンガーソングライター白波多カミンさん。この日は最終回という事で白波多カミン全曲ライブと銘打たれたワンマン。バンドもサポートも入れずカミンさん一人で弾き語りライブが開催されました。

1部は1stアルバム「ランドセルカバーのゆくえ」の1曲目に収録されている「コトバのうら」ギター弾き語りからスタート。時折MCは挟むものの、今までの白波多カミンさんの楽曲が立て続けに披露されていきます。

1部後半数曲はピアノ弾き語りで「おわりのうた」、そして以前ピアノだけでつくったというインスト曲も初めて聴く事ができました。個人的には「empreinte」を聴けたのが嬉しかったです。

この楽曲が収録された「EMPREINTE」を、カミンさんが京都からやってきて市ヶ谷でライブされていた時に購入し、次のライブまでずっとリピートしていた日々があって。次にようやくライブを観れたのがその2年後、八丁堀「七針」というスタジオ兼ライブスペース。なので「市ヶ谷」と「EMPREINTE」と「七針」はカミンさんを聴き始めた最初の頃の数少ないいくつかの記憶の中で、結構大きな存在となっています。

2部はピアノ弾き語りで「Tel.」からスタート。
アルバム「ランドセルカバーのゆくえ」「くだもの」収録曲や音源になっていない曲の他にも、高松洋子さん「あめ玉」のカバーも有り…今時点で聴くと、リアルタイムにたくさん考えさせられる内容。
アンコールではくるりのカバーで「男の子と女の子」
そして「ランドセルカバー」で白波多カミン全曲ライブは幕を降ろしました。

ギターとピアノでひさびさの曲からできたばかりの新曲まで。やんわり沁みてくる曲から真っ直ぐつきささってくる曲、ドキリとさせられる曲まで。
今回は「本当の温度」が何故か今更ながらですがしっかりじっくりと伝わってきたように思います。映画館という集中して観て聴くスペース、そこでギターもしくはピアノと声のみというシンプルな環境だっただけにそう感じたのかなと。

「よかんのじかん―白波多カミンのComing O’clock」は最終回となりましたが、まだまだ連日ライブが続く白波多カミンさん。
5日(土)埼玉・大宮More Recordsにてhuenica x 白波多カミン インストアライブ、6日(日)には八丁堀「七針」にてイベントライブに出演されます。「七針」は一昨年以来ひさしぶりに足を運ばせていただきますが、地下にあるちょっと異質なあの空間で再びライブを観れるのが今から楽しみです。

今後のライブ情報等、詳細は 白波多カミンのウェブサイト にて。

くだもの / 白波多カミン


白波多カミン「くだもの」インストアライブ@タワーレコード渋谷店

5月23日(金)タワーレコード渋谷店にて、白波多カミンさんの新譜「くだもの」インストアライブ。

白波多カミン「くだもの」インストアライブ@タワーレコード渋谷店

今回はサポートピアノにハジメタルさん。
4月にリリースした新譜「くだもの」からだけでなく、前作「ランドセルカバーのゆくえ」からも楽曲を披露されました。

ギターとピアノだけのシンプルな演奏も良かったですし、ギターを置いてピアノだけで歌う「ランドセルカバー」も聴き応え有り。
「ハイライト」や「あたまいたい」では激しく、「わたしの東京」では穏やかに…厳しくもあり優しくもあり。時々毒もあり。本当にころころといろんな表情をみせるライブ。

1.くだもの
2.ハイライト
3.あたまいたい
4.わたしの東京
5.ランドセルカバー
6.予感

「生まれは京都で、今は東京に居る」っていう言葉が、自然な話の中での一言だったんですが、個人的に強く印象に残っています。
そんな思いで「わたしの東京」を聴いているので、そう思うのかも。

カミンさんはこれから「くだもの」をもって全国を廻るとの事。
東京でのライブもたくさん増えてきていますし、いろんな想いを感じ取れる楽曲達なので、これからの活躍ますます楽しみです。

今後のライブ情報等、詳細は 白波多カミンのウェブサイト にて。

くだもの / 白波多カミン


白波多カミン・柴田聡子2マン~白波多カミン「くだもの」発売記念ライブ@秋葉原クラブグッドマン

5月1日(木)
秋葉原グッドマンにて白波多カミンさんの新譜「くだもの」発売記念ライブが行われました。この日は柴田聡子さんとのツーマンライブ。

白波多カミン・柴田聡子2マン~白波多カミン「くだもの」発売記念ライブ@秋葉原クラブグッドマン

カミンさんが好きな歌い手さんという柴田聡子さんは初めて拝見させていただきました。素朴そうでほのぼのとした音楽なのに、結構すごい事を何気にさらっと歌ったりする方なんだなという衝撃。そういった点でカミンさんに共通する所も有ったと思います。

その後に京都出身のシンガーソングライター白波多カミンさん。

ピアノ弾き語りの「Tel.」でスタートした後は、バックバンドを従えてのステージ。
バンドメンバーは先日のアップリンクでもサポートされたHIROSHIさん(from奇形児)、HAJIMETALさん(from誰でもエスパー、ex.ミドリ)に加えて、FUJIWARAさん(ex.サバート・ブレイズ)、岡野太さん(from非常階段)というスペシャルバンド。

みなさん黒いスーツにネクタイといういでたちで、以前カミンさんが仰られていたようにアウトレイジのような渋さのなか「予感」。1番を弾き語った後に2番から一気にバンドの音が入ってくる瞬間は本当に鳥肌が経ちました。

続けて「ハイライト」、さらにゲストでサックスの坂田明さんを加えたメンバーで「あたまいたい」「頭脳戦」。ハジメタルさんがノイズを加えて迫力ある展開に。
そこから一転して、坂田さんとのふたりだけでしっとりと「わたしの東京」。あのCD音源をそのまま生で聴けるという贅沢な時間。

再びハジメタルさんのピアノも加え、カミンさんはギターを置いて「ランドセルカバー」と「本当の温度」、ラストは改めてバンドメンバーで、アルバムのリードトラックである「くだもの」。カミンさん自身は果物に特別な想いがあるそうで、それは実際にライブに足を運んでみたら聴けるかもしれません。

アンコールではひとり弾き語り。
高松洋子さんのカヴァー「あめ玉」、そして前回のレコ発プレライブではCD収録曲中唯一聴けなかった「size」。今回も2ndアルバム「くだもの」に1stアルバムの楽曲を織り交ぜた内容でした。

ここで柴田聡子さんが再び登場。
柴田さんの楽曲「カープファンの子」のフレーズをふたりで延々と繰り返した後に逃げるようにステージを去るという自由な展開でしたが、このふたりならではのセッションだったと思います。

そんな見所もありつつも、本日は「くだもの」のレコーディングメンバーのバンドを従えての貴重なステージ。
バンドでのライブは一昨年の新川の七針以来ひさしぶりに聴きましたが、今回は大先輩である「(カミンさん曰く)いかつい人達」をバックに白波多カミンが堂々と歌い上げるという見応えあるライブでした。

これからはこの「くだもの」を届けに、東京でのインストアライブや大阪でのワンマンライブが行われます。詳細情報は 白波多カミンのウェブサイト にて。

白波多カミン「くだもの」

くだもの / 白波多カミン