キクチリョウタ×竹澤汀「虹ふたつが雨あがった富士に」

この日は夕方から渋谷へ、夕暮れがきれいな日でした。

キクチリョウタ×竹澤汀「虹ふたつが雨あがった富士に」

10月12日(土)
キクチリョウタ×竹澤汀「虹ふたつが雨あがった富士に」
会場は渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール。

会場は少し和風な雰囲気があり、桟敷席という所で観たのですが座る所が畳になっていて、端っこではあったもののすごく観やすい場所。

舞台には天井から帯のような布がいくつか垂らしてあり、そこに背景となる映像が投射されるというシンプルだけど素敵な演出。

一番手はキクチリョウタ君。「月虹」や「さよならまたね」、そして新曲も含む約1時間のステージ。
シンプルな舞台とギター弾き語りというシンプルな形態だっただけに、きれいなギターの音とキクチ君の声のどちらも引き立っていたと思います。
ラストに歌った「春の証」には、息をのむほど引き込まれました。

二番手は竹澤汀さん。ソロではひさしぶりに拝見させていただきました。
ライブでは「東京タワー」や「君とTシャツ」「最終電車」の他、「Moon River」のカヴァーやキクチ君の「12月と空」のカヴァーも有り。
また珍しく大学でのお話も。学校でニューヨークへ旅行へ行ったという事で「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」という懐かしい楽曲のカヴァーも。
自身が所属しているGoose houseは現在ツアー中で忙しい中、皆が頑張ってて学生の自分は助かっていると、日頃は無口でなかなか聴く機会が少ない汀さんの想いを、この日は聴く事ができて良かったです。

アンコールではキクチ君と汀さんふたりで、スピッツ「楓」カヴァーと、汀さんの「寒い日の唄」
キクチリョウタ×竹澤汀という組み合わせは、本当に絶妙だったと思います。

今回のタイトルとなった「虹ふたつが雨あがった富士に」は招福万来さんによる回文。物販には回文を書かれている小池政光さんの著書も置かれていました。
キクチリョウタ×竹澤汀という組み合わせも相まって、どこか不思議さを感じさせるツーマンライブでもありました。

キクチリョウタ / さよならまたね

竹澤汀 / 最終電車