本当に繋がっていくものです…「世界で一番美しい死体~天狼院殺人事件~」までの道のり

天狼院書店。
池袋にあるこの不思議な名前の書店に僕が初めて訪れたのは、去年の8月。

当時、店主の三浦さんは不在で、石坂さんという一見大学生に見えない落ち着いた大学生スタッフが店頭に立っていました。

受付を済ませて、この日は初めてのフォト部。
福岡に居た頃からライブを拝見していたミュージシャン藤原聡子さんから、彼女のライブ風景を撮るというフォト部の活動を知り、フォトグラファー松本茜さんのディレクションの元、撮影。
…最初はそれだけでした。

でも、フォト部にはまた行ってみたいなと思いつつ。日程が合わない。

それでも、自主練もあるとの事で、数ヵ月後再び天狼院書店へ。

フォト部マネージャー山中さん、初めてお会いした店主の三浦さん、店内にいた書店員は劇団員?その本山由乃さんが急遽モデルに?
劇団天狼院旗揚げ公演になるという舞台「膝上29センチ以下の彼女」オーディションの模様を急遽撮る事に?
川代ノートで名前は拝見していた川代さん。雑誌「READING LIFE」原稿用に写真が必要との事であれやこれやと考えたり?

今思うと、何という特殊な体験をしていたのだろうかと…
途中からここが書店だという事を、忘れていたように思います。
何を思い出しても「書店に行く」という感覚ではなかった。

そんな天狼院書店が旗揚げ公演から半年も経たないうちに、今度は映画&舞台をやるという。
ある日天狼院書店を訪れた僕に、店主の三浦さんが目を輝かせながら見せてくれたのは、人気コスプレイヤー御伽ねこむさん出演「世界で一番美しい死体~天狼院殺人事件~」のフライヤーでした。

世界で一番美しい死体~天狼院殺人事件~

そんな突拍子も無い書店「天狼院書店」。
本当にここにはたくさんの方々が訪れる。
印刷に詳しい方、たくさんの古いレンズに詳しい方、マクロレンズ一本でキレイに写真を撮られてる方…
ライティングでバズらせた方や、怪しい芸能プロダクションの社長役で映画に出演される事になった方…
福岡から上京して東京でがんばっているミュージシャン…

今回、映画/演劇「世界で一番美しい死体~天狼院殺人事件~」に出演される佐伯恵太さん。
そして、フォト部の榊先生によるスタジオ撮影の会で初めて写真を撮らせていただいた岩田ひかるさん。
佐伯さんと岩田さんの写真を撮り、きれいに撮れた写真を使って、面白そうだからと作ってみた告知的な画像。

世界で一番美しい死体~天狼院殺人事件~

雨で予定が流れたため、ふらりと寄った天狼院書店で、不思議な雰囲気をかもし出しつつ台本を読んでいた御伽ねこむさん。
その日は天狼院書店で撮影中だったため、初めての地下室へ。

地下室で観たDVDは、初めて観る劇団天狼院旗揚げ公演「膝上29センチ以下の彼女」
僕が写真を撮りながらオーディションを観ていた方々…一部の役者さんを除いては、ほとんどが初心者の方ばかり。
しかし、その公演はしっかりとした本当の舞台。正直、本当に驚き。

これは今度の舞台も楽しみだなと思い、先週フォト部で天狼院書店を訪れた際に、時間的に伺える20時からの舞台のチケットをついに購入。

僕が過ごしていた福岡からのちょっとした繋がりが、この8ヶ月で駆け足でここまで繋がり、3月22日の日曜日、豊島公会堂での「世界で一番美しい死体~天狼院殺人事件~」を拝見させていただきます。

今、天狼院書店のWebサイトには御伽ねこむさんの写真が使われたメインビジュアルともうひとつ、僕がフォト部で撮影した写真で試しに作ってみた、佐伯恵太さんと岩田ひかるさんの画像が使われています。

フォト部で見せていたこの画像が結構好評だったようで、公式として採用。
映画の時間が当初より30分遅くなったため、その部分だけ直した画像を夜に送ったら、その夜中にもうアップされていました…
何だか面白いなと天狼院書店のWebサイトを眺めつつ、3月22日の公演を楽しみにしています。

天狼院書店 http://tenro-in.com/