ランチ出来る券3000円。あなたのスキルと時間はおいくらですか?

最近、個人のスキルや時間を売り出すWebサービスが増えてきたように感じています。

専門的なスキルで本格的に仕事を探しているのであれば、下記のようなクラウドソーシングサービスがあります。

こちらは2011年に登場したサービス。
エンジニア・デザイナーのクラウドソーシング【クラウドワークス】

こちらはクラウドソーシングでは老舗と言われているサービスです。
Lancers [ランサーズ] – 仕事をフリーランスに発注できるクラウドソーシング

 

ただ、今年に入ってから興味深いサービスがいくつか登場し、手軽に自分のスキルや時間を切り売りする事に更にフォーカスされてきた印象です。

9月21日、家入一真さんのLivertyが、自分のクーポンを売り出すオレポンを本格的にリニューアルし、個人のスキルや時間を売り出すプラットフォームをリリース。家入さん自身は「ランチ出来る券」を3000円で売り出しています。
OREPON – オレポン | スキルや時間をクーポン形式で販売

爆速で話題のYahoo!では、9月5日にヤフオクにて「スキル、知識カテゴリ」を新設しました。
ヤフオクで「スキル、知識」カテゴリの提供開始!

オレポンは出品者を観る限り、家入一真さんやイケダハヤトさんのようにWeb業界でも注目を集めている方が多いのですが、誰でもクーポンを発行できるのでこれから様々な方が登録されていくのでしょうか?
ヤフオクは既存のプラットフォームの上にカテゴリが新設されているので、これまでのようなヤフオクの評価方法が継続される形のようです。

これらは共同購入やオークションである分、自分のスキルや時間を客観的に評価して値段をつけるのが重要になりそうですね。

一方、今年7月3日にオープンしたココナラでは、様々なスキルが登録され、ワンコイン(500円)で手軽に購入する事ができます。
ココナラ – あなたの得意でハッピーが広がるワンコインマーケット

ワンコインで手軽な分、様々な方々が登録されているようです。登録者同士のイベントも行われており、これからコミュニティを中心に手軽にスキルがやりとりされそうです。

また、ボランティアとして自分のスキルを提供するWebサービスも今年の3月2日から始まっています。
skillstock ボランティアつなぎサービス

現在でも、友人の間で、地域のコミュニティで、自分のスキルを無償で提供するという方々は結構いらっしゃると思います。
skillstockのように無償で提供するのも良いですし、フリーランスの方や会社との契約上可能な方は、これらのWebサービスを活用する事で、自分自身のスキルの市場価値を確認し、高めていく良い機会になるのではないでしょうか。

ECサイトの登場により、インターネット上で手軽にモノを買える時代になりました。
次に、自分のスキルや時間を売り出す事が今後どう進展していくのか、これらのサービスを通じて注目していきたいと思います。


オンライン授業だけじゃない リニューアルしたschoo(スクー)が提供するもの

以前こちらのブログで取り上げさせていただいたschoo(スクー)。
「WEBに誕生した、学校の新しいカタチ」スクー

しばらくリニューアル工事中でしたが、先日10月10日ついにリニューアルオープンされました。

リニューアルした「WEBに誕生した学校の新しいカタチ schoo(スクー)」

リニューアルした「WEBに誕生した学校の新しいカタチ schoo(スクー)」

リアルタイムで行われる授業は今まで通り無料で受ける事ができますが、今回から追加された学部生(有料会員)になると録画授業を無制限で見られる等、他にも様々な特典があります。

アートディレクターのウジトモコさんや、ブロガーのイケダハヤトさん、Business Media 誠 編集長の吉岡綾乃さん、Liberty代表の家入一真さんの他、あらゆる分野の先生が参加。授業もこれまで以上に充実しているようです。

スクーは個人的に何度か利用させていただいたのですが、授業中にチャットで皆さんの反応が見れる事、そしてそこから先生へも実際に質問が届く所が、みんなで参加している感があっておもしろいと感じました。

実際学校で受けていた授業では、授業中の生徒同士のおしゃべりはあまり歓迎されなかったですし、先生への質問はできるとはいえイメージ的には一方通行の印象がありました。しかし、それに対してschooにはみんなで学ぶ楽しさがあると思います。

一方通行な授業ではなく、みんなで学ぶ楽しさ

先日行われた「EdTech JAPAN Pitch Festival vol.1」にて、schoo代表の森さんが登壇された時のお話では、

学びたいと考えている社会人の割合は89.96%
学べない理由は、仕事が忙しい、家事が忙しい、きっかけがつかめない、費用が高い、面倒くさい、身近な所に場所がない…等々
※社会人の自己学習に関する調査 gooリサーチ(2008年)

これをオンライン授業や無料授業で解決します。で、果たしてそれで本当に学ぶのだろうか?という所をさらに突き詰められたとの事。

その結果、みんなで一緒に学ぶ事の楽しさを実現したいと話されていました。

リニューアル後は生徒も先生も、授業だけでなく学校全体でさらにコミュニケーションを取れる形を考えられているようです。

学生の頃、学校に通っていて楽しかった事は何だったでしょうか?そう考えると、単純にオンラインで授業を提供するだけでなく、コミュニケーションの場を提供した事がschooの面白さなのかなと自分自身は感じています。

ずっと卒業しない学校を実現したいという想いをこめて、「school」の「l」を取った「schoo(スクー)」。
生徒としてもこれからの展開を楽しみにしています。